指輪はひとつだけ
ドミニック・ローホー『シンプルに美しく生きる44のレッスン』より。
指輪を一本しか持たないでいると、とても自由になれます。いつも身につけているため、失くしてしまわないかと気をもむこともありませんし、自分の一部となっていくからです。
私も指輪は1つだけ、入浴の時も寝る時もほとんど付けっぱなしにしています。
かれこれ7年以上付けっぱなしですね。
コスプレの時と、硫黄を含んだ温泉に入る時だけ外します。
左利きなので、右手に。
高校卒業時に学校から贈られたスクールリングです。
純銀製で、マーガレットの花一輪と校訓がフランス語で刻んであり、
シンプルなものですが、ふとした時に目に入ると背筋が伸びる気持ちがします。
おそらく、6年間大事に育ててきたかわいい生徒たちに“変な虫”がつかないようにと、
卒業の時に指輪を贈る習慣があるのだと思います。
腐女子には無用なお気遣いというものですが(笑)大切にはめています。
小さい頃から、骨張っていて大きい自分の手があまり好きではありませんでしたが、
小指に指輪をはめているだけで何となく女らしい手元になるような気がして、
そういう意味でもお気に入りです。
ちなみに、銀は空気中の硫黄と反応して黒ずんできますね。
つるっとした物であれば磨いても良いのですが、こういう凹凸の多い指輪の場合は
アルミホイルでお皿を作り、指輪を入れて、塩と熱湯を注ぐと、
硫化銀として結びついていた硫黄が硫化水素になるらしく
(↑文系なりに化学式を書いて考えてみたもののよくわかりませんでした…)
…ともかく銀がぴかぴかになります。
くすみの無い銀の、清潔で控えめな光沢が好きです。
アクセサリーは大好きで、自分で作って売っていたりもするのですが、
指輪だけはこれ以上に愛着を持てるものに出会えると思えないので、
これ一つしか持っていません。