本が好きなんです。2(本を減らしてラノベを買い直した話)
いくら本が好きだといっても、本当によく手に取る本なんてほんの一握りですよね。
あとは読みたくなったら図書館で読めば良い。
区立図書館のWebOPACもずいぶん便利になり、
読みたくなった次の日ぐらいには、本をカウンターで受け取ることができます。
そういったことに気づいて本を手放しはじめ、
今では700冊あった本が300冊未満になりました。
でもまだまだ減ると思っています。
いや、スタートから半分以下になったとは言え、300冊ってじゅうぶん多いですよね…。
ところでそんな本の処分作業の中、ちまちまと買い直した本があります。
金蓮花先生の『銀葉亭茶話シリーズ』と、
これらは10代のとき愛読していて、何冊か持っていたのですが、
大学の時一度手放しました。
ラノベ持ってるなんてダサいかも、と思ったのです。
でも蔵書を厳選していく中で、やっぱり手元に置いておきたいと思い直してまた買いました。
むしろそんなスノッブな態度の方がダサいんじゃないかと今は思ってます。
ライトノベルはクールジャパンの重要な文化のひとつです。
たとえば川端康成の『雪国』なんかは世界中どこの図書館に行っても
読むことができるでしょうし、100年たっても多分それは変わらないと思います。
でもこういうライトノベルは違います。
置いていない図書館も多いですし、
『十二国記』は別格として『銀葉亭茶話』はすでに絶版になって長いです。
復刊することもおそらくないでしょうね。
そんな危うい存在なので、手元に一揃い保管しておきたかったのです。
十二国記も、長くなるので割愛しますが、このホワイトハート版を手元に置いておきたかったので買い直しました。
シンプルライフを目指すとか言いながら、本、増えちゃいました。
けど幸せです。
※実は、国立国会図書館(NDL)に行けばこれらのライトノベルも、
国内で刊行された図書なら原則必ず所蔵されています。
館内閲覧のみですが行けばその日に読むことができます。
都内に住んでいるならば、NDLをフル活用して自分では本を持たない、
というのも有効な手でしょうし(一つの理想的な形だと思ってます)、
図書の保存というだけならそれこそNDLに任せれば良い、とも思います。
でも私はずっと東京にいるかわからないので、
東京を離れても読めるようにと、手に入るうちに買いました。