化粧品の使い切り方・1(エタノールプレスのやり方・基本編)
アイシャドウは基本的に「エタノールプレス」という方法で、
多色パレットに詰め替えて使っています。
左はよく使う色選抜メンバーをまとめた軽くて薄いパレット、
右は単色アイシャドウをばらばら持っていたくなくてまとめたパレットです。
今回は無水エタノールを使って、アイシャドウ、チーク、フェイスパウダーなど
粉もののコスメを綺麗に詰め替える方法です。
軽いパレットにまとめると、旅行などにもコンパクトに持って行けます。
この方法で、割れてしまったパウダリーファンデーションを修復したり、
応用すれば好きな色に作りかえたりもできますよ。
エタノールプレスの技は↑ここを見て知りました。
あとはスレッドを見たりしつつ自分なりにやってます。
エタノールは完全に揮発しますが、
肌につけるものなので、あくまで自己責任でお試しください。
用意するもの
- 無水エタノール
(推奨。消毒用については後述) - 詰め替えるアイシャドウ、チーク、フェイスパウダー、ファンデーションなど
- 詰め替え先の容器
(アイシャドウ等の入っていた金皿がベスト) - 下に敷くビニールか何か
(エタノールが家具の塗装を曇らせる場合があるので) - ティッシュ
(何枚か使うので箱ごと手元に。ビニールの上にも敷くといいです) - 耳かきなど
(私はミクロスパーテルを使用。耳掃除は綿棒オンリーなので…) - 必要に応じてスポイトや注射器など
(エタノールを少しずつかけられるように)
エタノール以外は家にあるか、百均で手に入るものばかりです。
作り方
0 取り外せる場合は、金皿だけ取り出しておくと作業しやすいです。
ミクロスパーテルの反対側はヘラ状になっていて取り出しに使えます。
1 詰め替えたい粉物(以下、アイシャドウ)を耳かきで削り取り、
金皿に入れます。とりあえずこぼれない程度で大丈夫です。こぼしてるけど。
2 エタノールを注ぎます。粉全体の表面がひたる程度にかけます。
3 綺麗に4つ~8つにたたんだティッシュを上からかぶせてプレスします。
プレスといってもこのサイズなので、指の腹でぐいぐい押すだけです。
大きい物の場合は底の平らな瓶などをつかうと良いです。
最初はアイシャドウをならす感じでとりあえず平らになればOKです。
何かよくわからない写真…
4 ティッシュを取ってみましょう。
きれいにプレスするには、ティッシュを厚めにたたむのがポイントです。
5 1回だと、圧縮されてまだまだ容量に余裕があるので、1~3を繰り返します。
入れたいアイシャドウが余っても無理に一度にたくさん入れようとせず、
2~3回に分けて入れた方がきれいに満タンにできます。
6 最後のプレス加減で使うときの固さが決まります。お好みで調節してください。
失敗したなと思ったら、またエタノールをかけて湿らせればプレスし直せます。
プレス3回めの状態。いい感じに満タンにできました。
7 一晩ほどおいて、エタノールが揮発したらできあがりです。
表面をそっと触ってみてひんやりしなければ、完全に揮発しています。
補足
エタノールについて
消毒用は小さいボトルで安いうえに細いノズルがついているものも多くて、
試しに買うにはぴったりだと思います。私も最初に買ったのは消毒用でした。
ただ、乾くのが遅いため、雑菌が繁殖しやすいのでは?という意見もあるようです。
といっても、私のまわりでは消毒用エタノールでプレスしたものを
私・母・妹が使っており今のところ何も肌トラブルは起きていませんが、念のため。
個人的には単純に、乾くのが早いほうがいいので無水にしています。
ちなみに無水エタノールは純粋なアルコールなので酒税がかかっているらしく、
消毒用と比べて高いのはそのためらしいです。
容器について
何色もいっぱい入れたい、という人にはこんなのもあります。
舞台用化粧品メーカー「三善」のもの。
私の持っているパレットはどちらもたまたまエスティーローダーのものですが、
写真右のパレットは母のお下がりです。長女なはずなのにお下がり多いです。
ただ大きくて嵩張るので、旅行にもそのまま持っていけるようにと、
軽くて薄くて色数が多く、ついでに見た目もいいものをと探したのが左のパレット。
ヤフオクで使いかけを落札しました。
完全に容器目当てだったんですが、届いてみたら使える色も結構残っていました。
底が見えていたのでついでにエタノールプレスしてきれいにならしました。
大きさの参考までに。
横に並べたのはiPhone5です。拭いたそばから指紋ついてますね…。
便利な技ですよ
次回は応用編ということで、
私がエタノールプレスを使って過去に作ったものを紹介します。